バッハ「クリスマス・オラトリオ」

この12月はいろいろな事が行事が押し寄せて来て・・・
自分の演奏や生徒の演奏による演奏会等がありましたが・・

詳細をご報告する前に、

すでに今年も終わろうというところまで来てしまいました。。

またまたご無沙汰しております。。040.gif

♪♪♪♪

さて・・12月の大きな行事の一つであります・・

クリスマスは過ぎ去りましたが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?

このクリスマスの時期といえば、ドイツで毎年必ず各地至るところで、
ある名曲が上演されます。

それは・・バッハの「クリスマス・オラトリオ」(”Weihnachtsoratorium")です。

先日、友人であるヴァイオリン奏者と一緒に聴きに行ってきました。060.gif

その友人はバッハの熱烈なファンであり、バッハの事となると、
ものすごぉぉぉぉく熱く語るのであります。012.gif

ですので、こちらも影響を受け、一緒に聴いていると感動はさらなるものでした!

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上演されたハンブルグのSt.Georg教会です。

♪♪♪♪

「クリスマス・オラトリオ」とは、イエス・キリストの降誕の模様を追って
作曲されている名曲です。

64曲から成るこの大曲は、オーケストラ、コーラス、歌い手により
奏でられます。

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この5曲目には、バッハの中で最も有名なメロディーの一つである
コラール(賛美歌)

「いかにしてわれは汝を迎えまつり」(”Wie soll ich dich empfangen?")
が登場します。

そのコラールは題名通りの歌詞で始まり、慈悲と荘厳さに満ちたハーモニーに
支えられながら、キリストの降誕の期待が高められる模様が歌われています。

実は!!この美しいコラールのメロディーは、バッハの別の名曲
「マタイ受難曲」でも使われており、

「おお、血と傷にまみれし御首」(”O Haupt voll Blut und Wunden")

と題され、登場しているのです。

そもそも受難曲とはキリストの死の様子を追っている曲であるのに、
何故この2つの相対する出来事にわざわざ同じメロディーが使われたのか??

と不思議に、また興味深く思ったことがありました。

調べてわかったのですが・・・

一つの解釈として、

キリストの降誕は、後のキリストの死によってその高貴な使命が成し遂げられる
という暗示を、バッハは音として残そうとしたと言われている、ということです。

そして・・ふと思ったのですが・・

生まれると同時に全ての人に約束されていること・・それも死ですね。。032.gif

そう思うと生かされていることは奇跡でより尊いことに思えてくる気がします。001.gif

♪♪♪♪

希望と慈愛に満ちた旋律と歌詞を聴きながら、CDとは違った直に語りかけてくる
調べに感動していました。

バッハの音楽は聴けば聴くほど、響いてくる静かな感動の深さに
心動かされますが、

同時に知れば知るほどその偉大さには驚かされるばかりです。005.gif

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by pianist_naomiy | 2009-12-28 00:26 | ドイツで