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実は今年の2月にスタインウェイ社より、スタインウェイアーティストという称号を
頂きました。

世界中で有名であり、また多くの著名なピアニストが率先して演奏会で好んで弾く
スタインウェイピアノ。

このピアノの持つ魅力的で多彩な音色にはいつ聴いても、いつ弾いても魅了されます。
心情の色彩をそのまま音に変えてくれる不思議な魔法には驚かされます。

その楽器と同じ名である会社よりアーティストとして選んで頂きましたことに、大変有難く
また光栄に思っております。

♪♪♪♪♪

今年の5月に スウェーデンの首都でのデュオの演奏会 の際に、初めてでしたが
(Steinway Gallery Stockholm)を訪ねていました。

実はそのことがきっかけとなり、スタインウェイ・ストックホルム社のホールでのソロ演奏会の
ご招待を頂き、スタインウェイアーティストとして出演することになりました。

有難いことに演奏会を勧めてくださったのは、同社で当時の社長である方でした。
そのことより、さらにビックリしましたのはその方にお会いしたときでした!

社長さんとスタインウェイ・ストックホルム社でお会いできるということで、わたくしは年配の方を
勝手に想像しておりましたが、なんとあまり年齢もわたくしとあまり変わらず、社長さんにしては
非常~~にお若い方でした。

スタインウェイ・ハンブルグよりご紹介を受けた後、メールで確認のご連絡していましたので、
名前は知っておりましたが、実際にご挨拶のときに同じ名をご本人より伺ったときは、驚いて
しまいました。

スタインウェイ・ストックホルム社を創立された貴重な方ということでした。まだ数年と満たない
新しい会社のようです。

♪♪♪♪♪♪

お会いしてすぐ少し自己紹介をした後に、

その社長さんより、「ここにあるピアノ全部弾いてみて!一番気に入ったピアノで
練習していいよ。」と、とーーても気さくに言われ、

「ううん・・どれにしよう・・」と弾きながらも迷っていると、

「例えばこれとかねえ♪」となんとご本人自らが弾かれたのでした。

パラパラと数秒弾かれましたが、その音がとんでもなくプロフェッショナルだったので
驚いてしまいました。

思わずすぐに、「ひょっとしてコンサートピアニストでいらっしゃいますか?!」と聞くと、

「ああ、うん。その通りだよ!僕はスウェーデンの王立音楽院を出たあと、モスクワとロンドンの
音楽院にピアノで留学してたんだ。それで帰って来た後に、ここストックホルムにスタインウェイ社を
創立したんだよ。^-^」と、すごい事をまた気さくに答えられたのでした!

そのうえ、ピアニストとして祖国だけではなく、ドイツ(にも!)周られるほど活躍していらっしゃいます!
さらには、スタインウェイ社で社長としていれなくなるほど、忙しくなられたということでした。

わたくしが実際にお会いした時にもすでに、社長を辞められる直前と言われていました。
事実現在は、まだお会いしたことのない女性が社長をされています。実際に演奏会の日時などを
取り決めてくださったのは彼女です。

ご自身活躍されるピアニストの方から聴いて頂いた(聴かれてしまうことになった^^)後に演奏会の
ご提案を頂けましたことにも、大変光栄に思っております。また偶然にも辞められる直前にお会い
できたのは、大変幸運なことだと感じています。

ですがもし、わたくしの演奏を身近に聴かれる前に、素性を知っていましたら、それはそれは緊張して
ピアノが弾けなかったかもしれません。。。。

こちらは当時の社長であり、ピアニストであられる マグヌス・スヴェンソン( Magnus Svensson )氏と。
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実は非常に背が高い方でしたので、写真に納まるため、わたくしだけが舞台に上がっています。。

演奏会は約2カ月後の9月と決定しております。現在スタインウェイ・ストックホルム社のホームページにもご紹介くださっています。

もっと前より決定していましたが、念のためホームページなどで正式にお知らせがあるまで、
待っていました。

今現在はライプツッヒでの音楽祭の準備に集中しているところです。ハンブルグへ戻ってきたら
現地のライプツッヒのことを書きます ♪
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by pianist_naomiy | 2009-07-21 09:05 | 外国

想い出の場所 ♪♪

すっかり日にちが延びてしまいましたが・・
先々週の土曜日に出演した演奏会の内容です。

門下生コンサートがあった後に急いで電車を乗り継いで、
ハンブルグへと向かいました。

場所は母校であるハンブルグ国立音大でした。

今から約2半年前の2006年に卒業しましたが、この場所での演奏会に
出演するのは卒業以来初めてになりました。

あの頃はお仕事も決まっていませんでしたし、現地に残れるかもわかりませんでしたので、
もうここに来て演奏するとはないだろう・・さようなら・・・と意を決して別れを告げていました。

その後起こったことを振り返るだけでも人生何があるかわからない・・と呆然となったりします。。

あんあまりなんでも未来を決めてしまわない方がいいのかもしれない・・
と思ったりしました。

その方が柔軟でいれますし、いろいろと価値あることを受け入れやすくなる気がします。

♪♪♪♪♪

さて・・・その母校で先週末に「北欧の音楽フェスティバル」と題された演奏会が
行われ、共演でお馴染みのクリスティーナと一緒に出演しました。

夜19時から始まり、終わりは夜中の1時までした ★!★

私たち二人が出演した時間は23時でした。ピアニストにはまだよいものの、歌手には
かなり応える時間のようでした。自分自身が楽器ですしね。。

演奏直前に学内の教室で。(この写真じゃあ、どこだかわかりませんね。。)
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たまには笑わないとね。(^^)
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他に、大学の教授や在学生や外部からの人々も出演していました。懐かしい人々にも
すごく久しぶりに(劇的?!に)再会でき、嬉しかったです。(写真取り損ねたのが残念です!)

在学中はよく通った場所ですので、いろいろな想い出があり、当時のことを思い返さずには
いれませんでした。

初めてこの場所で学生として足を踏み入れたときのこと、そして最後の試験を無事終えて泣いて
しまったときのこと。泣くつもりではなかったのですが。。 ^^;

レッスンや授業は楽しく、また友人を通じても数えきれないほど価値あることを学びました。

ですが最後の方は本当に卒業できるんだろうかと・・とにかく必至でした。

楽しくそして大変でしたが、今徐々にそれを生かせる状況が与えられていることに、とても感謝しています。

♪♪♪♪♪

ちなみに初めてここでの学内コンサートを聴いたのは、アンナ・ヴィニツカヤというピアニストでした。

それはそれは衝撃的でした。初めて聴いたコンサートというこもあり、この場所で忘れられない
思い出の一つです。

なんとその数年後前回のエリザベト国際コンクールで優勝してしまうほどの実力の持ち主でしたので
当時の演奏もすでに圧倒的でした。

その彼女が偶然にも初めて学内で聴いた演奏者でしたので、

「なんてところに来てしまったんだ・・・ひー。」とフラフラになりながら思ったりしたのも懐かしいです。

同年代である彼女やその他素晴らしい人達と共にこの場所で学べたことに、今はひたすら感謝しています。

ここにまた来れる??と聞かれたりしましたが、いつになるでしょうか。(^^)

♪♪♪♪♪

来週は音楽祭にピアノソロで今までにない違うプログラムでの出演もあるため、練習練習練習 ♪ と
今少し大変なところです。。

やっていることは本当に楽しいのですが、他に同時にしているお仕事もありますので
自分がもう一人いればいいのにと思うことも時々あったりします。

でも一人与えられただけでも、すでに大感謝です!!
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by pianist_naomiy | 2009-07-13 09:47 | ドイツで

先週行われた門下生コンサートの直後の演奏会のレポートを書こうと思っていたところ・・・
ビックリなニュースを生徒から今日知らされました。

なんと先日の門下生コンサートのレポートがこちら北ドイツのnord express紙に
掲載されていたのでした !

このような写真が使われていたことすら知りませんでした。。確かレッスンの合間に撮られた写真です。
新聞に載せられると知ってたらもっとちゃんとできたのに・・。びっくりです。
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一緒に写っているのは、生徒である12歳になるベンヤミン君。

実はこのベンヤミン君が今回の演奏会でセンセーショナルを起こしていたのです。
そのことが記事にもなっていました。

ベンヤミン君はわたくしのクラスでピアノを習い始めて約1年になります。
もともとピアノが大好きだったベンヤミン君はそれまで独学でピアノを弾いていました。

そうこうしている内に、学校の音楽の先生や周囲の人たちから、ちゃんと習った方がと
勧められるようになったそうです。

そういう経緯のもと、ある日ご両親からご連絡を頂くこととなり、ベンヤミン君に出会いました。

当初はピアノを弾くことに苦労していたようです。しかしレッスンでは並々ならぬ理解力で
ものすごい早さで上達していきました。

ものすごい理解力でしたので、ある程度音符が読めるようになった段階で、音階や
和声の構成などの理論を教え始めましたが、あっという間に全部吸収してしまいました。

ありゃー・・なんたる・・・と思っていましたところ、ベンヤミン君のIQはなんと
「150」だったそうです。。@_@ (もちろんIQが全てではないですけど!)

ベンヤミン君のやる気と音楽に対する愛情、並々ならぬ理解力、そしてご両親の純粋な理解、
それぞれ全ての要素が早い上達につながっているのだと思います。

初めは片手でメロディーを練習する段階でしたが、その1年後となる演奏会では、
モーツァルトの幻想曲を全て暗譜で豊かな感情で弾くまでに至りました。

この曲は、コンサートピアニストが演奏会で弾く曲でもあります。

演奏会でベンヤミン君が弾く直前にそのことを思わずアナウンスしてしまいましたので
他の生徒に悪いことをしたかも・・と反省していましたが・・・・

結局はその内容が新聞に掲載されることとなってしまいました。

新聞には、「・・見事な才能を披露してくれた。」と記載されています。

またそこで出演した全ての生徒の名前も掲載されています ♪
こちらは演奏会後です。ちょっとしたご褒美としてプレゼントをもらっている生徒達と。
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他の生徒にも大変よい刺激になったようで、「彼が弾いた同じ曲が弾けるようになりたい!」
と言っているほどポジティブにやる気が増したようです。

よかった ♪

一つ前の記事にも書いたように、教えるということは、学ぶことだと感じていますが、子供たちからは
「無限の可能性」ということを学んでいます。

ピアノを教えるということは、お花を育てることのようもに思えます。

常に、お水と栄養を長い目でほどよい量を注ぎ続け、そのうち自然に
芽が出るのを楽しみに待つのと似てる気がします。

またまた長くなってしまい・・別の演奏会の内容が書けなくなってしまいました。^^;

あんまり引延ばさないようにします・・・! ではまた近いうちに ♪
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by pianist_naomiy | 2009-07-09 23:50 | ドイツで

しばらく喉をしっかりやられていたため、電話で話していたときでも、「風邪うつりそう・・」
と言われたほど、声ががびがびだったようです。(声楽家じゃなくてよかった・・)

でもやっと完全に元気になりました。声もやっと聴くに耐えるほどにまで回復しました。

完治直後に先週末は生徒との演奏会でした ♪

場所はハンブルグの北隣の州にある街でした。そこで学生の頃から教えている生徒達を
対象に行われました。

舞台で弾きたい!!という子供の生徒も増えてきて、その要望を叶えてあげるためには
どうしたらいいだろう・・と思っていましたところ・・

その街にある高校の音楽ホールでのお話を承ったのでした。

実はそこの高校へ通う生徒が何人かいて、そのうちの一人が学校で音楽の先生の前で
無邪気に弾きまくったりしていたことが、演奏会のきっかけとなりました。

かわいい・・というか・・有難い・・というか・・なんと言ったらよいのか。。

当初、本番では生徒を見守っていることだけに専念しようと思っていました。

ところがリクエストにより演奏者と曲の解説をそれぞれ、是非お願いしたい!と言われ・・・さらには、
ご自身の演奏も!と言われ・・

初め「両方は無理です・・!」とお答えしていました。

でもかわいい生徒達のことを想ったのち、気がつくと、演奏もお話も実行する決意をしていて、
結局のところ決行いたしました。(^^)

ここが舞台でした。マイクがあったおかげで、かなりお話しやすかったです。
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今回参加した生徒たちの年齢層は、5歳の幼稚園生から10代の高校生までと幅広かったです。
中にはコンクール出場への準備中の子たちもいました。

かなり緊張していた子たちもいましたので、初めのご挨拶で、

「一回の舞台での演奏は、100回の練習でも得られないほどの、進歩を促してくれます。
楽しめば楽しむほど、進歩は早くなるでしょう!」

と言いましたが、皆それを実行してくれました。とにかく嬉しかったです!

天真爛漫な笑顔達と一緒に!先生は・・埋もれかけてます。。
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自ら喜んでお客さんのために弾いている一途な生徒の姿を見れるのは、感動的な瞬間のひとときです。

ううう。

教えるということは、常に学ぶことだと感じています。子供たちの音楽への純粋な愛情にはよく
驚かされます。

終わったあとは、クタクタになっているかもと想像していましたが、逆に元気をもらい
温かく幸せな思いになっていました。

実はその直後、すぐに列車に飛び乗り、約2時間の乗車を経てハンブルグに着いたあと
全く別の本番でした。

この日の一つ目の演奏会の報告でいっぱいになってしまったため・・
今日はここで終わりにします。

もう一つの演奏会のことは、日を改めて書くことにします ♪
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by pianist_naomiy | 2009-07-07 08:29 | ドイツで